BICYCOVERが大事にしている「耐久性」について

BICYCOVERが大事にしている「耐久性」について

BICYCOVER代表の太田です。

今日は私たちが製品作りにおいて大切にしている「耐久性」について、少しお話しさせてください。


なぜ「耐久性」にこだわるのか

BICYCOVERの製品は耐久性を大事にしています。 理由はシンプルです。すぐに製品がダメになり、ゴミになってしまうのが悲しいからです。

もちろん自転車カバーは消耗品ですが、1年も経たずにゴミになってしまうなんて耐えられない! 

本当に役立つ製品を、長く使って欲しいと心の底から願っています。

  • 2年間は屋外の過酷な環境に耐えられる丈夫な素材

  • 力のかかる箇所の徹底的な補強

これらを追求し、「ここが壊れた」「破れた」というお客様の声を反映して随時改善を行っています。


※2025年より、力の加わる箇所や壊れやすい箇所(ドローコードの固定部分や風飛び防止ベルトなど)に、閂止めという補強を追加しています。


失敗と罪悪感、そして決意

正直にお話しすると、十分に納得のいく品質を実現できなかった製品もいくつもあります。

改善のつもりが逆に使いにくくなったり、耐久性を維持できなかったり……。 

作り手として一番やりたくない、「すぐにゴミになる製品」を作ってしまいました。

中途半端な製品をたくさん作ってしまったことへの後悔と罪悪感が、私の中には常にあります。

モノで溢れている時代、安くてそこそこのものはたくさんあります。 

だからこそ、BICYCOVERにできることは「他がやらないくらい耐久性を上げること」、そして「カバーの買い替え頻度を減らすこと」です。

どんなに耐久性を上げてもカバーは消耗品だとはわかっています。

それでも、私たちにできることに絞って、価値をお届けしたいと思っています。


お客様アンケートの結果シェア

お客様アンケートにはいつも全て目を通しています。

温かいお言葉をお送りいただいた皆様、本当に勇気づけられています。厳しいお声をいただくこともあります。真摯に受け止め改善に活かしてまいります。お声をいただきありがとうございます。

いただいた結果を少しシェアします。

 

圧倒的に「耐久性」を求めて選んでいただいていることを再認識しました。

また、ご使用の自転車は「Panasonic ギュット(39%)」を筆頭に、6〜7割が子乗せ自転車をご利用のお客様でした。

私自身も子育て世代として、同じ目線で「本当に使えるもの」を作り続けていきます。


「ファスナー」を採用しない理由

アンケートでは「横にファスナーが欲しい」というご意見も時々いただきます。 

確かに便利ですが、私たちは現在、あえてファスナーを採用しておりません。

理由はやはり「耐久性」です。 ファスナー部分が劣化したり壊れたりすると、生地が丈夫でもカバー全体がゴミになってしまいます。

「長くきれいに使ってもらう」ことを最優先にするため、現時点では不具合のリスクが低い構造を採用しています。

もちろん利便性を高めるためのより良い方法がないか、常に検討は続けております。

 

今後の改善について

今後は以下の点に注力していきます。

  1. 日焼け・退色対策 紫外線劣化と染色堅牢度の両面から強化し、長くきれいに使えるようにします。

  2. 扱いやすさの向上 耐久性を維持しつつ、着脱しやすい構造を模索します。

  3. 風抜き穴の設置 風に煽られて倒れにくくするため、また内部の結露を防ぐために風抜き穴の設置を検討しております。

 

特に現在販売中の「極厚プレミアム」モデルは長期間のご使用に耐えられる機能性を備えた素材、設計になっています。

小さな会社ですが、皆様の声を頼りに、一歩ずつよりお役に立てる製品の提供に努めてまいります。

 

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