2026年、あけましておめでとうございます。
BICYCOVER代表の太田です。
新年のご挨拶としてはすっかり遅くなってしまいましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年が変わり、私は改めてBICYCOVERが提供できる「価値」について見つめ直していました。
多くの自転車カバーや製品が溢れるこの世界で、私たちのような小さな会社に何ができるのか。何を提供すべきなのか。
変わりゆく環境と、私たちの責任
世界は今、大きく環境が変わりつつあります。
温暖化は急速に進み、私が住むここ札幌でさえ、冬とは思えないほど暖かい日が増えているように感じます。
南の海に目を向ければ、海水温の上昇によって珊瑚が死んでしまう事態も増えています。
「安くてそこそこ」のモノが溢れ、消費される時代です。
これまでBICYCOVERも、便利でデザイン性の高い製品を目指して歩んできました。
しかし、これからの時代もその指針だけで良いのか。今一度、立ち止まって考える必要がありました。
私たちBICYCOVERは小さな会社です。何でもできるわけではありません。
だからこそ、「私たちだからできること」に絞って価値を提供していきたい。
大きなことはできなくても、少しでも次の世代のためになることをしたいと考えています。
「耐久性」こそが、最大の価値貢献
私たちは創業以来、耐久性を大切にし、そこをお客様に評価していただいたと感じています。
「すぐにゴミになるものは届けたくない」「しっかりしたものを届けたい」。その一心で製品をお届けしてきました。
そして2026年、私たちはその価値をさらに高め、 「自転車カバーの廃棄数・廃棄量の削減」 に貢献することを目指します。
この選択は、環境のためだけではありません。
ユーザーの皆様にとっての経済的メリット、その結果として社会全体の廃棄コストや配送・梱包資源を削減し、環境負荷を必然的に減らす。
そんな循環を作りたいのです。
「1枚で4〜6枚分」の廃棄を減らす
日本国内における自転車カバーの年間廃棄数は、数百万枚にも及ぶと予想されます。
安価なカバーは半年程度で破れてしまうことも少なくありません。
一方、BICYCOVERは2年、環境によっては3〜4年使えることを目指して設計しています。
つまり、BICYCOVERを1枚選んでいただくことで、他社製品と比較して廃棄数を 「4〜6分の1」 に減らすことができるのです。
高価で特別なものではなく、自然な選択肢として普及させることで、以下のメリットを生み出します。
【廃棄数を減らすメリット】
-
ユーザー様のメリット:
短期間で買い替えるより圧倒的に経済的であり、買い替え・注文・受け取りの手間も削減できます。 -
社会的なメリット:
カバー1枚あたりの製造、パッキング、輸送に関わる資材や燃料を大幅に削減できます。
【廃棄量(重さの総量)を減らすメリット】
- ゴミ収集・焼却処理のコスト削減
(ゴミのコストは重さで換算されるため)。 - 資源の効率化による環境負荷の低減。
次なる挑戦:
重さ当たりの耐久性と、新素材への切り替え
この目標に向け、まずは1枚あたりの製品寿命を延ばすため、改めて素材開発に取り組みます。
現在の生地も、強化ポリエステル繊維にポリウレタンコーティングを施し、リップストップ加工で引き裂き強度を高めた高耐久素材です。
しかし今後は、「重さ当たりの耐久性」をさらに向上させるべく開発を進めます。
壊れやすいパーツは使わず、紫外線劣化や引き裂きにさらに強い、軽量かつ強靭な生地を目指してまいります。
そして、この方針に向けた第一弾として、次回の製造ロットより以下の仕様変更が決定しております。
PFASフリー素材の採用
自然環境で分解されにくく、人体への影響も懸念される有機フッ素化合物(PFAS)を使用しない素材へ切り替えます。
通気口(ベンチレーション)の設置
風に煽られた際の「逃げ道」を作ることで転倒を防ぎ、同時に結露による濡れを防ぐ効果も高めます。
おわりに
現代であっても、魔法のようにモノが作られるわけではありません。
AIが発達しても、モノづくりはまだ、知識と経験、そして人の手によって支えられています。
小さな一歩かもしれませんが、少しずつ、やれるところから取り組んでまいります。
本年も、そしてこれからも、BICYCOVERをよろしくお願いいたします。
